【苔は友、藻は敵】迷いなしの管理術

こんにちは、タニKです。

今回は以前の記事でも少し触れた「苔」と「藻」について少し深ぼってお話ししたいと思います。

実生をしていると、苔や藻がビッシリ!

よくありませんか?

それぞれの特徴や違いを知り、正しい管理方法を学べば解決できます。苔と藻の違いについて

まず、苔と藻の違いについて基本的な知識をシェアしますね。

ざっくり分類すると…

•苔は主に陸上で育つ植物の一種
•藻は水中で育つ細菌やバクテリア

どちらも光合成を行いますが、その育成環境や生態は全然違います。

苔と藻を簡単に分類する方法としては、育つ場所がポイント。

苔は陸上で育つ植物であり、特に湿度の高い場所でよく見られます。

多肉と一緒に育てると、保水力を補う役割を果たしてくれるため、相性が良いと言われています。

一方、

藻は水中で育つバクテリアであり、植物ではない。

特に長時間、水につかっている環境では藻が発生しやすく小さな実生苗の成長を妨げることがよくあるんです。水管理が大事

苔が多肉植物と共生することで得られる利点は多いですが、藻が発生する環境を避ける方がいいです。

例えば、実生苗を腰水につけて育てている場合、長期間その状態を続けると藻が発生しやすくなります。

藻の発生を防ぐためには水管理が非常に重要なんです。まとめると…

藻の発生条件は「水」。

長期間実生苗を腰水につけることで藻が発生しやすくなるため、適切なタイミングで腰水を減らし、苗を乾燥させることが必要です。

•苗の葉に膨らみが出てきたら植え替えをする

•霧吹きなどで適度に水を与える

•用土が長時間濡れた状態を避ける

一度藻に覆われて成長が止まった実生苗は復活に時間がかかります。

日々の変化を見逃さず、しっかりと管理していきたいと思います。

多肉だけではなく、苔と藻についても知れば知るほど、より良い多肉の育成環境に繋がります。

「苔は湿度管理のパートナー、藻はバクテリアでありリスク」

しっかりとした水管理を行い、健やかな多肉植物の成長を目指しましょう。