【水やり=焦げる⁉】水やりの悩みスッキリ解決

こんにちは、タニKです。

夏もいよいよ本番ですね。熱中症には本当に気を付けてください。
とくに多肉のお世話中は注意。集中作業をしていると限界になるまで気づかないものです。

頭痛が始まってからは遅いので、常にそのリスクを考えましょうね。
命に関わることですから。

さて、今日は実生の話から少し離れて、タニラーの皆さんにとって永遠の課題とも言える、夏の水やりについてお話ししたいと思います。

実は先日、水やりで焦げてしまった経験をブログでシェアしましたが、そこで一つ重要な点を書き忘れていました。

それは「水やりの時間」です。

焦げてしまった日の前日、私は15時頃に水やりをしました。

「もうすぐ夕方だからいいかな」という浅はかな考えが、失敗の原因。

夏は照射時間が長く、強烈な西日が入ります。もっと遅い時間に水やりをすれば良かったと、猛反省。

でも、この失敗から学んだことは「季節ごとの水やり時間調整」。

時間さえ間違えなければ、

・夕方にサーっと表面だけシャワーして温度を下げてあげる方法

これは、実はとても効果的なんです。様々な生産者さんたちも実践している方法。

なぜこの方法が効果的なのか…少し理科の授業的なお話ですが…

多肉植物は夜に気温が下がったと認識してから、葉の気孔を開けて空気中から二酸化炭素を取り込み、リンゴ酸に変えます。

そして日中、このリンゴ酸を少しずつ二酸化炭素に戻して光合成を行います。つまり、夕方のシャワーで多肉に温度差を感じさせるのは、理にかなっているんです。

さらに、多肉植物も若干ではありますが葉からも水を吸収できるようです。

ですので、夕方にシャワーで葉を濡らし、扇風機を当てていれば、朝には乾いているはず。焦げる心配もないし、少しは光合成の手助けにもなるのではないかと考えています。

皆さんも、夏の水やりには気を付けてくださいね。

時間帯を考えて、夕方のシャワーを試してみるのも良いかもしれません。

tmby houseでも、この方法でさらに美しい多肉植物を育てていきたいと思います。

それでは、次回もお楽しみに。タニKでした。