【謎多肉の魅力⁉】エボニーサリトレラの秘密に迫る

こんにちは、タニKです。

今日は、私が心から楽しみにしている交配についてシェアします。

その主役は…
アガボイデス エボニーサリトレラ x ユリアナ

サリトレラをベースに、ユリアナの妖艶な肌質が受け継がれないかと、ワクワクしながら期待を寄せている交配。


今回の記事は、この交配の母親役、エボニーサリトレラについて、最近学んだことをシェアしたいと思います。


■ E.agavoides ‘Evony Salitrera'(エケベリア アガボイデス エボニー サリトレラ)の秘密
さて、この品種名は…エケベリア属アガボイデス。


メキシコの各地に自生していて、乾燥した強光の当たる場所を好むタフな子。暑さ寒さには強いけど、蒸れには弱い体質みたい。


そして「エボニー」って、実は「黒檀(こくたん)」という意味。

アガボイデスの中でも、エッジが極端に黒く染まるタイプにつけられた通称なんですよ。


その昔、日本に入ってきた時は大ブームを巻き起こして、かなりの高額で取引されたんだとか。でも実は…原産地が特定されていない謎多肉なんです!

「エボニーサリトレラ」という名前、実はドイツのケーレスが販売している種子につけられた名前。

「サリトレラ」はメキシコの産地名なんですが、なぜ「エボニー」というワードが入っているのかは謎。


私の推測では、「サリトレラで見つかった、すごい黒いアガボイデスだよ!」って言いたかったのかな?


個人的には「アガボイデス サリトレラ」が正しい気がするんですが…うちの親株もケーレスからの種子なので、ケーレスが訂正するまでは「エボニーサリトレラ」と札に表記せざるを得ないかなと思っています。


■ 名前の大切さ
ここで学んだ大切なこと。

勝手に自分の判断で名前を変えて札に表記し販売すると、いつしかそれが新品種だと思われて、世の中に混乱を起こしかねません。


納得はいかないけど、今流通している名前で販売するのが正しい選択だと思うんです。


■ エボニーサリトレラへの想い
いずれにせよ、エボニーサリトレラは個人的にすごく大好きなエケベリアの一つ。

今後も様々な交配にチャレンジしつつ、いつかちゃんと「アガボイデス サリトレラ」として原種登録される日を心待ちにしています。


明日は、交配のもう一方の主役、ユリアナについてお話しします。お楽しみに!


tmby houseより、感謝を込めて。
タニK